代表の言葉

初代会長 山田無文老師

本会は、昭和45年に設立され、初代会長に元妙心寺派管長・元花園大学学長も務められた山田無文老師が就任されました。

老師の「太平洋戦争で戦場となった南洋の島々や国は、今もなお、密林や川底に多くの戦没者の遺骨が、日本にお帰りになることなく眠っておられます。

慕わしい肉親や両親の眠るお墓に入ることなくそのままになっています。たとえ遺骨は拾うことができても、血肉を拾うことは出来ません、まして無念の思いや、望郷の思いを拾うことは不可能なことです。

この方々の犠牲なくして今日の日本の繁栄はなかったのであります。私たちは、この方々が眠る南洋の島々に出向いて、戦争によって迷惑をかけたお詫びをして、島々の方々と共に手をとり、友好を深めていく。再び戦争という愚かなことを繰り返さない不戦の誓い、平和への道を歩むことをこそが、真の戦没者への供養なのです」との思いに賛同する方々によって今日まで活動をしております。

両境相照(両鏡相い照らす)初代会長 山田無文老師筆

私たちは、お互いが尊いかけがえのない存在です。
日本と世界・自分と他人、お互いが照らしあうことによって輝きがさらに増します。
自分の幸福がそのまま他の幸福となるように