臨済宗妙心寺派 戦後七十年の談話声明に賛意を表して

安保法案が衆議院で決議され通過しました。戦争に加担し、戦場にでかけたり、我が国が戦場となったりということを憂慮し、危惧するものであります。わたしたちの協会は、設立來一貫して平和への道を歩むことに徹して参りました。臨済宗妙心寺派より「戦後七十年に際して」の声明がなされました。ここに賛意を表して、永遠に平和への道を一人一人が歩むことを誓うものであります。

戦後七十年に際して

 まもなく我が国は終戦から七十年の節目を迎えますが、歳月を経る中、次第に戦争の恐ろしさや悲惨さが薄らいで来た様に感じます。今一度、戦争は尊い生命を不条理に奪う最大の人権侵害であることを確認すると共に、先の大戦で宗門が戦争に協力した事実を思い起こし、二度と同じ轍を踏まぬよう、静かに自心を省みなければなりません。『宗門安心章』にも「自ら殺し、他をして殺さしむることなかれ」とあるように、不殺生は仏教徒の基本的戒律です。私達は如何なる時も、お互いの生命を尊重し、共に社会の平和と人類の幸福の為に精進努力致しましょう。

平成二十七年七月十六日
妙心寺派宗務総長 栗原正雄