終戦70年におもう        会長 河野太通

今年は太平洋戦争終戦から七十年をむかえます。 戦後日本は、平和の歩みを続け、不戦、非戦の国として歩んできましたが、ここ数年 国の政策などをみますに、歩調が変わってきたのではないかと危惧の念を抱いております。  他国へボランティアに行った青年が、「日本は戦争をしないことを表明しかつ実践している、だからこそ、ボランティアをしてもらって余計に有り難い」と言われたそうです。 武力を持ちますと、どうしても「ちからづく」になります。そこにはお互いの眞の信頼も友好も存在はしません。  七〇年前に原子力爆弾を落とされた我が国だからこそ、非戦不戦の誓いは永久でなければなりません。今一度、武装化へ異を唱え、そのことを世界に向かって表明し実践をしていくことを誓うのであります。(平成27年度定期総会での講話より要旨)